リフォームは、住まいの快適さや機能性を向上させる絶好の機会です。それは部屋の使い勝手を改善し、家全体の雰囲気を一新することができます。ここでは、リフォームを通じて実現可能ないくつかの具体例をもって紹介します。
古き良き和式トイレを洋式へアップグレード!
和式トイレを洋式に変えるには、最初にトイレの床の段差をなくし、フラットに整える作業から始まります。次に、新しい設備に合わせて配管と電気の設備を一新し、床の仕上げに移ります。壁紙をリフレッシュすることで、トイレ全体がより明るく、広々とした印象に生まれ変わります。また、完全な設備交換でなく簡易的な洋式便座を設置する選択肢もあります。
古い押入れをモダンなクローゼットへ!
既存の押入れから内装を取り除き、新たに仕上げを施すことで、モダンなクローゼットへと生まれ変わります。スライド式の扉を設ければ、スペースをフルに使った収納が実現します。また、広々としたウォークインクローゼットに改造することも、多くの方に選ばれるトレンドです。
キッチンリモデリング:壁付けから対面スタイルへ
壁付けのキッチンをおしゃれな対面式キッチンに変更するためには、給排水管や換気ダクトの移設が必要であり、これには床や壁の解体及び再施工が伴います。その際、キッチンの機能性に注目しがちですが、生活の利便性を損なわないように通路幅にも注意が必要です。
階段の移設は可能?
家の中での階段の移設は、専門的な作業を伴う大規模なリフォームですが、実現は可能です。既存の階段や壁を取り除く際には、建物の構造的な強度や耐震性に影響がないように注意が必要です。ロフトや吹き抜け構造のある家は、階段の移設が比較的行いやすいケースもあります。
狭い部屋を一新、開放的な空間へ
これまでの住宅設計では部屋数を最優先に考えられがちでしたが、近年では開放感が重視されているようです。開放感を出すには仕切り壁を撤去し、明るい一体感のある空間を作り出すリフォームが人気です。構造上の安全を保つためには、特に構造柱を取り除く場合は、耐震設計に基づいた補強は不可欠。壁で支える2×4工法の家では、壁の撤去は構造上の制限があることに注意が必要です。
自宅をもっと明るく快適に
住まいが暗く感じられる主な原因は、部屋の間仕切りや窓の配置などにあります。リフォームを通じて壁を取り払ったり、新たな窓を設置することで、光が差し込む明るい空間を作り出すことができます。ドアにガラスを取り入れたり、ガラスブロックを壁の一部に使用することも効果的です。さらに、内装のカラーを見直すことで、室内に明るさをもたらし、快適な空間を実現できます。
リフォームの可能性と築年数のバランス
家の年数に関係なくリフォームは実現可能ですが、基礎の老朽化が進んでいる場合には、修繕費用が高くなることを覚悟しなければなりません。細部までしっかりと点検し、必要に応じて損傷した部分を交換することで、年季の入った住宅を再生させることができます。ただし、リフォームを施した後の住居期間と、法的に定められた建物の耐用年数を照合し、総合的な判断が求められます。
建物の法定耐用年数は以下のとおり。
軽量鉄骨プレハブ建築(骨組みの厚みが3mm以下):19年
軽量鉄骨プレハブ建築(骨組みの厚みが3mmを超え4mm以下):27年
重量鉄骨建築(骨組みの厚みが4mmを超える):34年
鉄筋コンクリート建築:47年
木造建築:22年
耐震補強で家を守ろう
地震の揺れに強い住まいへのリフォームでは、建物の全体的なバランスを見極めながら、必要な筋交いや壁の量を適切に確保する補強作業が不可欠です。土台や柱の傷み、さびを修理・交換し、壁を筋交いや面材で補強、更には耐震金具を用いて構造体を固定するなど、専門家と協議の上、計画的に進めることが重要です。
年中快適!断熱改修で四季を快適に過ごす家に
高断熱材を床、壁、天井に施し、窓を複層ガラスにすることで、家全体の断熱性を飛躍的に高めることができます。これにより夏の熱気が室内に侵入するのを抑え、冬の暖かい空気を逃がさないため、一年中快適な室温を保つことが可能になります。エアコンの効率も向上し、省エネ効果によって電気代の節約にも寄与します。快適な室内環境を作るためには、適切な断熱改修がポイントです。
窓の位置やサイズのカスタマイズ!
既存の骨組みを維持しつつ壁を取り除くことで、窓の位置や大きさの調整が可能ですが、住宅の構造に配慮しながら変更を行う必要があります。特に構造に重要な壁に穴を開ける際には、家の強度に悪影響を及ぼさないよう細心の注意が必要です。適切な計画と専門家のアドバイスによって、明るく開放的な空間を作ることができます。
スイッチやコンセントの配置変更
家の内部配線を変更することは、内壁、天井、または床を開けるような大規模なリフォーム時に実施可能です。生活スタイルを見直し、電化製品やIT機器の使用場所に合わせて、適切な位置に十分な数のスイッチやコンセントを配置することで、より機能的で快適な生活空間が実現できます。
新築同様の外観へのリフレッシュ
外壁の塗り替えや屋根の修復をはじめ、玄関ドアの更新などにより、住宅の外観は劇的に生まれ変わります。これらの改修によって、家全体が新築当時のような輝きを取り戻し、魅力を再び放つようになります。
エコで経済的なオール電化住宅へ
キッチンのIHクッキングヒーターやエコキュートなどのオール電化機器を導入することで、ガスを使わず電気のみで暮らすことが可能になります。この変更は安全性だけでなく、電気代の割引などの経済的メリットにもつながります。また、電気プランの定期的な見直しは、さらなるコスト削減に貢献します。
まとめ
このようにリフォームすることで家は生まれ変わります。そして、リフォームを前提にした中古物件をお探しなら、ぜひ弊社までお問い合わせください。あなたの夢の住まい作りを日宅は全力でサポートします!