近年、沖縄県内では建築単価の高騰により、中古物件を購入してリフォームする流れが増え続けています。また、観光をきっかけに移住し沖縄ならではの古民家をリフォームするケースも少なくありません。
リフォーム・リノベーションが人気の理由は、物件価格と工事費用を合わせても新築より少ない予算で、自分好みの住まいが手に入る事でしょう。しかし、理想を実現できるかどうかは最初の物件選びで大きく左右されるのです。そこで、リフォームに最適な物件のチェックポイントを紹介します。
●プランの自由度は間口の広さが重要
リフォームプランの自由度は間口の広さが重要です。リフォームをする際には、間取り全体を変えたいという人は少なくありません。一般的に、間口の広い物件の方が、リフォームプランの自由度が高まります。間口とは、メイン開口部のバルコニーがある面の幅のことです。6.3mくらいが標準的な間口の広さですが、それ以下になるとバルコニーに面して二部屋設けることが難しくなります。
●水回りを移動するのは簡単ではない!?
水回りの設備を一新するとともに位置を移動したい場合もあります。それには、配管に勾配が必要になるなどの理由から、移動の範囲が限られてしまいます。事前に弊社やリフォーム会社に移動できる範囲を確認する事をオススメします。
●床材を変えるには規約の事前確認を!
畳やカーペットをフローリングに変えたいという人も多いでしょう。しかし、管理規約で遮音制限を設けているケースもあります。場合によってはフローリングに変更できないケースもあるので、事前に管理規約を確認しましょう。
●オール電化にできる?できない?
築20年を超えると、電気の容量を30アンペア以上に増やせないケースが多くなります。30アンペアではエアコンと電子レンジを同時に使うとブレーカーが落ちてしまうので生活しづらいと思われます。特にオール電化を希望する時は電気の容量を確認しましょう。
●サッシは共用部分です!
マンションのサッシは共用部分ですので、勝手に変更することはできません。従って、騒音が気になる環境でも防音効果のあるサッシに変えることはできないのです。どうしても気になる場合は、窓の内側にもう一つ窓を設置するインナーサッシという方法をとります。採光や眺望を妨げない窓用防音透明シートを貼るのも良いでしょう。事前に周囲の環境を確認しておくことも大切です。
●広々空間へリフォームするには?
部屋の間仕切りを取り払って広々とした空間へのリフォームを希望する人も多いでしょう。マンションの場合、部屋を仕切る間仕切壁はほとんど取り外せます。ただし、コンセントが付いている壁は動かしづらいことがあるようです。また、バルコニーや外廊下に面した壁は共用部分なので手を加えることはできません。エアコン用の穴が設けられているか事前に確認しておきましょう。
●安全性の確認もしっかりと!
その物件が、頑丈で安全かどうかはリフォーム以前に重要なことです。分かりやすいのは、外壁や共用廊下などにひび割れがないかどうかチェックする方法です。また、白い粉状のものがタイルの表面に現れていたら要注意です。コンクリートの強度が落ちている可能性もあります。
●マンションの管理体制も確認!
エントランスやゴミ置き場、自転車置き場などがきれいに保たれているか確認しましょう。また、屋上など普段は目に見えないところも実際に自分の目で確かめることが大切です。
●築年数によって耐震性が異なる!
1981年6月以降の新耐震基準で建てられた物件は、「中規模の地震(震度5強程度)に対しては,ほとんど損傷を生じず、極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強から震度7程度)に対しては、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じない」という目安のもとに建築されています。ただし、あくまでも目安で、管理体制や地盤の状況などでも異なります。
●物件の過去も知っておく!
これまでどのような修繕が行われてきたか、今後に備えて修繕積立金がどれだけ残っているかを確認する事も大切です。
◆まとめ
リフォームを前提とした最適物件のポイントを紹介しました。お考えのリフォームプランは物件に最適かどうかで費用にも差が出てきます。日宅は理想のリフォームプランの見合う物件選びのお手伝いをいたします。少しでも気になる物件がございましたらお気軽にお声がけください。